第17回 いせさき能 出演者紹介
加藤眞悟
昭和三十三年生。故二世梅若万三郎及び三世梅若万三郎に師事。観世流準職分。日本能楽会会員(重要無形文化財総合認定保持者)。昭和六十二年能楽養成会教程修了。平成二十五年新作能『将門』(梅若万三郎監修、小林保治作)、復曲能二十六年『真田』、二十八年『伏木曽我』、三十一年『虎送』、令和三年『和田酒盛』、令和四年『不逢森』、新作能『新皇将門』(共に梅若万三郎監修)の制作に携わり初演のシテを勤める。平成十一年より毎年自主公演「明之會」を開催する。「眞謡会」を主宰して愛好者に謡仕舞の指導をしている。主な披曲 『木賊』 『鷺』『卒都婆小町』『三輪 白式神神楽』『恋重荷』『安宅』 『望月』 『砧』 『道成寺 赤頭』 『石橋』 『乱』等。(公財)梅若研能会理事、(一社)復曲能を観る会代表理事。(公社)能楽協会東京支部著作権関連委員。
長谷川 晴彦
能楽師シテ方観世流 重要無形文化財(能楽)総合認定保持者(日本能楽会会員)
昭和44年静岡県掛川市生まれ。大学在学中に三世・梅若万三郎に師事。梅若万三郎一門による梅若研能会のメンバーとして、東京を中心とした国内、海外での能公演に出演。自主能公演「泰晴会」を催すほか、門下の素人会「晴々会」、能普及講座としての「掛川 能楽の集い」、子供の能体験講座「小田原こども能楽クラブ」などを開催し、能楽普及にも努めている。
古室 知也
能楽師シテ方観世流 重要無形文化財(能楽)総合認定保持者(日本能楽会会員)
昭和46年生まれ。三世梅若万三郎に師事。公益財団法人梅若研能会評議員。平成4年梅若万三郎家入門、平成12年〈経正〉にて初シテ以降、千葉県、東京都など関東近郊で能の普及に努め、曽我物語ゆかりの地・伊東で伊東市文化財史蹟保存会主催の「伊東子どもお能教室」の講師として、能を通じて郷土愛を育む活動の指導にあたっている。
梅若紀佳
能の家として七百年近い歴史を持つ梅若万三郎家に生まれる。祖父・三世 梅若万三郎、父・梅若紀長に 師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科(能楽 ・シテ方専攻)卒業 。 三歳で初舞台以降、子方の舞台に多数出演し、平成三十年に能『羽衣』で初めてシテを勤める。翌年には万三郎家が長年継続してきた海外公演の一環でスイス・ドイツ公演に参加した。能の魅力を分かりやすく伝える姿勢には定評がある。
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