第16回 いせさき能 「新春の集い」 主な出演者紹介

加藤眞悟

昭和三十三年生。故二世梅若万三郎及び三世梅若万三郎に師事。観世流準職分。日本能楽会会員(重要無形文化財総合認定保持者)。昭和六十二年能楽養成会教程修了。平成二十五年新作能『将門』(梅若万三郎監修、小林保治作)、復曲能二十六年『真田』、二十八年『伏木曽我』、三十一年『虎送』、令和三年『和田酒盛』、令和四年『不逢森』、新作能『新皇将門』(共に梅若万三郎監修)の制作に携わり初演のシテを勤める。平成十一年より毎年自主公演「明之會」を開催する。「眞謡会」を主宰して愛好者に謡仕舞の指導をしている。主な披曲 『木賊』 『鷺』『卒都婆小町』『三輪 白式神神楽』『恋重荷』『安宅』 『望月』 『砧』 『道成寺 赤頭』 『石橋』 『乱』等。(公財)梅若研能会理事、(一社)復曲能を観る会代表理事。(公社)能楽協会東京支部著作権関連委員。



梅若泰志

昭和四十二年生。平成元年梅若万三郎家入門。三世梅若万三郎に師事。平成13年梅若万佐晴家に婿養子に入り梅若姓となる。公益財団法人梅若研能会評議員、観世流準職分。平成5年「小袖曽我」にて初シテ以降、都内各地及び近郊で能の普及に努めている。



梅若紀佳

能の家として七百年近い歴史を持つ梅若万三郎家に生まれる。祖父・三世 梅若万三郎、父・梅若紀長に 師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科(能楽 ・シテ方専攻)卒業 。 三歳で初舞台以降、子方の舞台に多数出演し、平成三十年に能『羽衣』で初めてシテを勤める。翌年には万三郎家が長年継続してきた海外公演の一環でスイス・ドイツ公演に参加した。能の魅力を分かりやすく伝える姿勢には定評がある。


梅若志長

平成十二年生。観世流シテ方能楽師。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。祖父三世万三郎、及び父梅若紀長に師事。平成二十二年『合浦』にて初シテ、平成二十五《千歳》を披き(初演)、渋谷区を中心に能の普及に努めている。

奥津健太郎

昭和四十七年生。狂言方和泉流。重要無形文化財(能楽)総合認定保持者。故十三世野村又三郎信廣に師事。日々の舞台に加え、狂言の普及活動や芸能による国際交流、海外公演にも多数参加。東京藝術大学音楽学部邦楽科(狂言専攻) 卒業。

安田 登

昭和三十二年生。ワキ方下掛宝生流。鏑木岑男に師事。国内外を問わず多くの舞台を勤めるほか、小学校をはじめとする学校での能の特別授業など、様々な形で能のワークショップも行う。著書に『能に学ぶ身体技法』『能650年続いた仕掛けとは』などがある。

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